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音楽のリズムに対するダンスの合わせ方についての結論 - tama
2020/05/17 (Sun) 22:10:59
*.kcn.ne.jp
わたしがダンスを始めてから、ずっと考えているのは、自分がアマチュアバンドのベース・ギターをやっていた経験も踏まえて、スイング・ダンスだけではなくて、タンゴ、あるいはラテンダンスも含めて、リズムを表現する、あるいは、リズムを感じる共通の要素はなにかということです。
たとえば、日本に英国式ボールルームダンスを初めて実地に紹介したと言われる、レン・スクリブナーは以下のように言っていたそうです。
■ 決して足でリズムを取らない。ボディによってリズムをとり音楽の表現をするように
一体これは何を意味しているのでしょうか。
生理学的には、外界からのインパルス的な刺激が一定の法則を持って与えられたとき、リズムを感じます。その反対に自分からリズムを発しようとした時、外界にインパルス的な刺激を与えるわけですが、その源はインパルス的な力だと思われます。
インパルス的ではない刺激では、明確なリズムを感じることはできないし、またインパルス的ではないダラダラとした力を発しても、それをリズムとして認識するのは困難だと思います。
したがって、結論的には、私はダンサーは以下のようにリズムを表現しているという仮説に達しました。
仮説
■ ダンサー自身は、リズムを表現するためには、ボディの一部に対して、ある規則性をもった一連の複数のインパルス的な力(ビートと言ってもいい)を与えることによってリズムを表現する。
■ ダンサーは強いビートを表現する場合、大きなインパルス的な力を与える
■ ただし、運動力学的には、ダンサーがその力によって動かそうとする体の部分の動きの変化量は、その部分の質量に反比例する。
■ そのためその力の大きさが一定であっても、ボディ全体を動かすか、あるいは足ないし腕を動かすのかなどによってその動きの変化量は大きく異なるので、まわりの人間が観察できるビートの大きさは異なる。
これは仮説ですので、この仮説が正しいかどうかを客観的に証明するためには、それなりの計測器が必要ですが、少なくともその仮説でワルツやフォックストロット系のスイングダンスだけでなくタンゴや、ラテン系のダンスの合わせ方まで矛盾なく説明できるならば、満足です。
長くなりますので、投稿をいったん終わります。